12歳から21歳で交際中の3組のうち、
1組にデートDVが起きていると言われています。
そして、高校生と大学生の4人に1人が、デートDVを経験しています。
あなたはパートナーとの間に、こんなことはありませんか?
・電話に出なかったり、メールにすぐ返信しないと怒られた。
・着信・発信履歴を勝手に見られた。
・1日に何度も行動を報告するよう命じられた。
・専用の携帯電話を持たされていた
・携帯電話を壊された。
・GPS機能を使って居場所を確認された。
このような携帯電話に絡む被害が増大しています。
これらは全てデートDVと言えます。
また恋人との間で、
・機嫌が急に悪くなったり、優しくなったりして、相手にいつも気を使わされる。
・行動を制限される。
・言葉で嫌な思いをさせられる。
・友達との用事を無理に断らされた。
・貸したお金を返してもらえない。
・友達や家族に連絡をとることを嫌がられる。
などの強制行為もデートDVとなります。
デート中のDVは一度おきるとまた起きやすいものです。
そして、だんだんとエスカレートしたり、長引いたりすることが多い傾向にあります。
しかし、「もしかして、これってデートDV?」と感じている人の中には、
DVを受ける側にも悪いところがあると感じている人もいます。
嫉妬が暴力をふるう最も大きな理由にあげられ、4分の1の被害者が、
相手のDVは自分への愛情を表す手段として使われたと考えています。
被害を受けていても、そもそもDVと思っていない人もいるのです。
DVについて学んだり、自分の人権感覚、自由感覚を高め、被害を自覚する必要があると思います。
デートDVの背景には、嫉妬という感情が存在している場合が非常に多いです。
嫉妬事態は否定すべき感情ではありませんが、嫉妬から始まるDV、
例えば、自分以外の友人とのおしゃべりや付き合いを邪魔したり、
いつでも携帯電話がないと怒り出したり、殴ったり、性行為を強要したりなど、
「好きだから」、という理由で何でも許されると思い込んだ男性の行為に対して、
愛情からくる嫉妬感情として受け入れ、拒否ができない若者特有の愛情と嫉妬の違いがつかず、
それがデートDVの背景になっているのです。